CD-DAマスタリングとCDプレスマスター入稿方法

CDのマスターを作成するに当たり、一般に次の工程があります。

  1. 音源収録
  2. 音源マスタリング:編集~整音~ミックスダウン
  3. CD-DAマスタリング

ここまでの工程は、一般のCDプレス事業者が関与する事はありません。
CDプレス事業者が関与するのは3のCD-DAマスタリング後の量産工程です。

CDOTではお客様のご要望に応じ、量産工程の前段階から対応致します。

音源収録

・演奏会・講演会等のライブ収録

収録場所の音響サービスで収録音源をトラックごとにWAVファイル等で提供していただける場合には、CDOTで収録に伺う必要はありません。
まずは収録場所の音響ご担当者様にご確認ください。
もし、音源をトラックごとの音源ファイル提供が不可能であれば、トラックのLINEを提供していただけるかご確認ください。
収録場所の状況により、詳細ご相談承ります。

全国どこでも伺いますが、旅費・出張日当等のコスト面から関東圏での収録が現実的です。
東京から自動車で3時間程度の場所であればまずはご相談ください。
CDOTが伺うことができない場合も、無償でワンポイントアドバイスのご案内は可能です。

・スタジオ収録

埼玉県越谷市の録音スタジオまでご足労いただければ、CDOTのサウンドエンジニアが収録対応致します。

音源マスタリング

収録音源を編集・整音してマスター音源としてミックスダウンします。

CD-DAマスタリング

■CD-DAのマスター制作時に予め確認しておく必要がある点と注意する点

アルバム設定

・アルバムタイトル
・アーティスト/演奏者
・作曲者
・UPC

UPC は Universal Product Code の略称。この固有の番号は、製品のバーコード同様の用途があり、その例としてはオーディオ CD 販売の追跡等です。

トラック:1枚のCD-DAに収録できるトラック数は99です

・トラック名(曲名)
・ISRC

ISRC は International Standard Recording Code の略称。ISRC では 12 桁のコードを使用して個別のオーディオ トラックを識別し、著作権使用料が適正に支払われることを支援します。

・アーティスト/演奏者
・作曲者
・プリギャップ

プリギャップは、通常ディスクの曲と曲の間に挿入されている無音部分。
市販のオーディオ CD は 曲間に2 秒間のプリギャップが挿入されています。
音楽ディスクを制作する場合、プリギャップを2秒間とすることが一般的ですが、ライブ コンサート等のCDの場合は、プリギャップをゼロに設定する事があります。

テキスト:再生環境により表示できない事があります

ヨーロッパ言語で 5,000 文字、2 バイト テキストで 2,500 文字の CD Text を含むことができます

CD-DA量産用マスター(CDプレスマスター)入稿方法

最近はCDプレスのマスターとしてCD-Rでの入稿を受け付けるCDプレス工場が増えました。とはいえ、CD-DAとして作成されたCD-Rをマスターにすると、ミックスダウンされた音源からAD変換⇒DA変換⇒AD変換の工程を経てスタンパを製作する為、多少の音質劣化が生じます。できるだけミックスダウン時の音源に近い状況でのAudio再生結果をえる為に、現在ではDDPでのマスター入稿が主流です。

参考:下表は受付できるマスター媒体で一覧です。

媒体 データ形式およびフォーマット 特徴
U-Maticテープ(3/4テープ)
現在対応できるプレス工場は限定される
PQエンコード(*1)済のもの テープが高額
記録再生機材製造販売終了
PMCD(*2)
(Pre Master CD)
「CD用CD-Rマスタ運用基準」として1994.6.2に社団法人日本レコード協会が定めた仕様 専用ソフトとハードが必要、ハードウェアは既に製造販売完了
DDP(*3)
(Disc Description Protocol)
圧縮ファイルのDDP.Ver2.0フォーマットに準拠するもの CD-DA用マスター物理的音質劣化無し
CD-R(WO) Disk at once(ディスクアットワンス)で書き込まれた、CD規格に準じたもの 手軽で安価
市販CD-Rで入稿可

*1 PQエンコード
CDがAudioCDとして機能する為の必要情報、トラックID / ISRC / POSの各コードが記録されたCDマスターデータ

*2 PMCD(プリマスターCD)
CDプレスの際に必要な情報全てを記録したCD-R(WO)
PMCDをマスターとして工場入稿する場合、CUE SHEET等の添付が求められる

PMCDに記録されるマスタ情報
ディスク情報 サブコード情報
発売会社名またはその略号 Pチャネル情報
レコード商品番号 Qチャネル情報
マスタディスク番号 POSコード情報(必要な場合)
マスタディスク作成年月日 ISRC情報
その他

社団法人日本レコード協会 「CD用CD-Rマスター運用基準」 より
https://www.riaj.or.jp/issue/ris/pdf/ris105.pdf

*3 DDP (Disc Description Protocol)
スタンパを作成する時に、DDPフォーマットで入稿すれば直接マスタリング(スタンパ製造)できるため、PMCD 等のようにCD-Rに音源を書き込んだマスターよりも音質劣化が少ない

CDOTではCDプレスマスターをご入稿頂くにあたり下記の3種類を受付けています。

1.完全マスターCD-DAのCD-R

音源ファイルからご自身でiTunes等を利用して簡単にCD-DAを作成して、手軽に入稿できます。
CD-DAを作成する際に、マスター音源から多少の音質劣化が生じます。また、CDプレスの際に一旦オーディオ再生をしてスタンパーを制作する為、この際にもAD変換のロスが発生します。
一般のオーディオ機器ではわからない程度の音質劣化です。

2.完全マスターBINファイル+CUEファイル

CD-DA入稿同様ですが、CD-DA書き出しの際のエラー発生リスクが無く、ファイルをインターネット経由で入稿する際などに便利です。

3.DDP

マスター音源をそのままデジタル信号としてマスターイメージファイルに展開する為、音質劣化が無く、多くのメジャーレーベル様はこのマスター形式で入稿されます。

CDプレスのマスターをインターネットで入稿したいというお客様には、DDPファイル、またはBINファイルとCUEファイルでのご入稿がオススメです。

あわせて回線エラーによるデータ破損の有無を確認するためにチェックサムファイルもお届けいただくと安全。

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