DVDを大量生産するのはどんなとき

DVDってなに?

DVDはDigital Versatile Diskの頭文字。
もともとDigital Video Discとして企画されていましたが、多用途に対応できるということで、Video→ Versatileに変更されました。
構造は、直径120mm、厚み0.6mmのポリカーボネイトDisc(円盤)2枚を貼り合わせた構造で、Discの平らなランドに凹部のピットを形成してデジタルデータの記録・読出しをする記録媒体です。

CDOTが通常扱っている各種DVDのデータ面外観(ColorSample.comさんのサイトを参照させていただきました)

DVDを大量生産するのはどんなとき?

デジタルデータ、特に動画を特定多数の方に配布する場合、受け渡しの記録を残し、かつ最も安価な方法の一つとしてDVDにデータを書き込んで配布する方法があります。

インターネットで配布する場合とDVDで配布する場合の違いを考えてみましょう。

インターネット経由で配布 DVDで配布
お届けのスピード データ完成後、即配布可 × DVD量産だけで1~14日
データエラーの有無 通信エラーによるデータエラー、再生環境による動画再生途中停止等の可能性がある 再生機器に不具合が無ければ安全
データ受け渡しの扱いやすさ データをダウンロード、またはストリーミングで閲覧。データ供給側にそれなりのインフラが必要(固定費が必要) DVD受取、家庭用DVDビデオやPC等に挿入するだけで使用可。データ供給側は必要に応じ、DVDの量産を発注するだけでOK(固定費が不要)
配布コスト 受取確認無 メール添付・ダウンロードリンク等で配布する × 郵便等で配布する
受取
確認有
~1000枚 × インターネット経由で、受領者確認の仕組み等を組み込んで配布する 他の書類や商品に同封して宅急便で配布する
~5000枚
5000枚~

DVDの各種規格

DVDにはその使用目的に応じた仕様の規格があります。

DVDの規格を大きく分類すると下の表のようになります。

DVDを使用する機器 DVDを読み出し専用として使う DVDをデータ記録用として使う
DVDプレーヤー/レコーダー 映像や音楽を再生する。 録画用に使用する
コンピュータ プログラムのインストールなどに使用する。 コンピュータのデータを記録する

一般的によく利用される規格はDVD Video、DVD ROM、DVD媒体の仕様としてはDVD5、DVD9、DVD-R、DVD+R等で、読み出し専用とデータ書き込み用のDVDに分けられます。
DVDの種類についてはこちらのページで概要をご案内いたします。→DVDの種類へ

それぞれの規格が制定された背景についてはこちらのページで概要をご案内いたします。→DVD規格制定の歴史へ

DVD量産の方式は2通り~DVDデュプリケーション(コピー)とDVDプレス

DVDデュプリケーションはDVD-R/DVD+R DLを使用してそれぞれの媒体にデータを書込みます。
一方、DVDプレスはDVD5/DVD9をインジェクション(射出成型)生産します。
では、DVD-R とDVD5/DVD9の違いはなんでしょうか?

まず、構造が異なります。
DVDとDVD-Rの構造

DVD5(片面1層)の基本構造(4層) DVD-R(片面1層)の基本構造(5層)
ポリカーボネイト製の直径120mm・厚さ0.6mmのデータとしてのピットとランド(凹凸)がある基盤と、直径120mm・厚さ0.6mmのダミー基盤にアルミ反射層と粘着層を挟み込んだ円盤 プリグルーブ(誘導溝)がある厚さ0.6mmのポリカーボネイト基盤に、有機色素層、反射層、保護層、さらに厚さ0.6mmのダミー基盤を貼り合わせた直径120mm、厚さ1.2mmの円盤

構造の違いに伴いデータの記録方式が異なります。

  DVDのデータ DVD-Rのデータ
データとして記録する方式 ポリカーボネイト基盤のピット プリグルーブ(誘導溝)に生成されたピットによる有機色素膜の厚み
DVDプレーヤー等の読取機器がデータとして読み取るもの ポリカーボネイト基盤の形状の凹凸自体 ポリカーボネイト基盤の形状の凹凸にたまった有機色素の厚み

つまり、DVDとDVD-Rでは再生装置がデータとして認識するレーザー光の反射角を変化させる素材が違います。

DVDプレスとDVD-Rデュプリケーションの特徴

  DVDプレス DVD-Rデュプリケーション(コピー)
量産方法 マスターDVDまたはDDPを元にスタンパ(型)をつくりポリカーボネイトを射出成型して大量生産 マスターDVDを、複数のDVD-Rライター(DVD-R対応ドライブ)が組み込まれた量産専用デュプリケータで複製(コピー)。一回の書き込みで5~30枚のDVD-Rにデータを書込み。
盤面印刷 シルクスクリーン印刷

オフセット印刷

インクジェット印刷(オンデマンド)

その他オンデマンド印刷

シルクスクリーン印刷

オフセット印刷

初期費用 データ処理費用

DVDプレス用スタンパ

盤面印刷用フィルム

データ処理費用

盤面印刷用フィルム(注)

注:シルクスクリーン・オフセット印刷の場合

オススメ 映像コンテンツ販売

同一データを数千枚以上量産

数百枚毎に異なるデータでの量産

緊急配布データ・確認用データ

一枚ずつ事なる個別データ+盤面差込印刷

取扱上の注意 高温(自動車のダッシュボード、直射日光のあたる窓際等)の環境で長時間放置しない。

表面(特に印刷面)に傷を付けない。

  DVD以上に直射日光にあたらないよう注意。

DVDプレスとDVD-Rデュプリケーション、どちらが良い?

DVDプレスは大量長納期向き。DVD-Rデュプリは少量短納期向きで低コスト。
ただし、品質最優先の場合はDVDプレスをお勧め。

納期 品質とコストのバランス 価格
~3000枚 ~10,000枚 10,000枚~ 盤面印刷 DATA
読込
~300枚 ~2,000枚 2,000枚~
オンデマンド シルク オフセット 差込
DVD
プレス

DVD-R
デュプリケーション

×

オンデマンドDVD量産(DVD-Rデュプリケーション・書き込み)ならではの用途

・DVD盤面の差込印刷
シリアル番号、バージョン番号、シリアル番号のバーコード印刷、宛名等の差込印刷に有効です
・個別データ書込み
コピーではなく、書き込みファイルをプログラムで設定する事により、1枚毎に異なるデータを書込む事ができます。

DVDの各種ライセンス

DVDを量産する際に知っておかなければいけないことのひとつにDVDのライセンスがあります。
DVDには数多くの特許技術が利用されており、その技術を使用するためには多くのライセンス管理会社との契約が必要です。

CDOTではDVDを大量生産する際に、正規ライセンスされたDVDをお届けできるよう、下記のライセンス取得工場と提携しています。

・One-Red(Philips) https://www.lscdweb.com/services/index.php?module=EveLicensee
・DVD6C http://www.dvd6cla.com/
・MPEG LA http://www.mpegla.com/
・DVD FLLC http://www.dvdfllc.co.jp/
・CSS http://www.dvdcca.org/

DVDフォーラムで制定された規格に準拠して生産された正規品のDVDディスクにはDVDロゴを表示することができます。
正規ライセンスの元にDVDロゴが表示される商品は、DVD FLLC社とライセンス契約を締結したメーカーのDVDビデオデッキとDVDディスクです。
DVDディスク関連のロゴには下の種類があります。

DVDディスクの種類 用途 再生環境 データ書き込み
DVD-Video 映像データ再生 DVDビデオプレーヤー/PC 不可
DVD-Audio オーディオデータ再生 DVDオーディオプレーヤー/PC 不可
DVD-ROM コンピュータ用データ再生 PC 不可
DVD-R 1回だけデータ書込み DVDビデオ・PCなど ※1 DVD書込ドライブ
DVD-RW データ書き換え DVDビデオ・PCなど ※1 DVD書込ドライブ
DVD-RAM データ書き換え PC RAM対応専用ドライブ

※1 ディスク内に書き込まれたデータにより、複数の再生環境が想定される
実際のロゴはDVD FLLC社のページをご参照ください。

DVD制作の流れを考えてみましょう

  お客様にて CDOT
1日

??

企画内容による

・プロジェクト企画
 DVDの用途例
  業務データ・プログラムの保管・移送
  カタログ・商品マニュアル
  商品として:コンテンツ(音楽・画像・データ書類)
        プログラム(インストールDVD)
 スケジュール
 予算

1日

??

仕様による

・コンテンツ制作
 DVDに記録するデータ
  映像・オーディオデータ
  PCのデータ
 DVD盤面の印刷
 ジャケット等冊子

~ご要望に応じて承ります~
・コンテンツ制作
 映像・オーディオデータの制作
 PCデータの制作
 盤面印刷データのデザイン
 ジャケット等デザイン
1日

数日

・DVD製作仕様決定
 予算
 生産数量
 スケジュール
(必要に応じCDOTが提案致します)
 アッセンブル仕様
(必要に応じCDOTが提案致します)

~必要に応じ、ご相談承ります~
・DVD製作仕様提案
 予算:生産方法・生産場所
 数量:生産方法
 スケジュール:生産方法・生産場所
 アッセンブル仕様:種類・生産場所
仕様
決定時

1日

1カ月

仕様数量等による

・代金お支払い
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
・受取
 荷受け
 配送先到着確認

・生産方法起案~決定
 DVDデュプリケーション(DVDコピー)
  盤面オンデマンド印刷(インクジェット印刷)
  盤面シルク印刷
  盤面オフセット印刷
 DVDプレス
  国内生産
  海外生産
 ジャケット
  お客様からご支給
  CDOTで印刷手配
 アッセンブル
  お客様ご自身でセット
  CDOTでアッセンブル~完パケ納品

・出荷
 分納
 一括納品
 出荷報告

DVD関連リンク集

・DVDフォーラム
http://www.dvdforum.org/forum.shtml

・DVD+Rアライアンス
http://www.dvdservices.org/

・CDとDVD(「CyberLibrarian」より)
http://www.asahi-net.or.jp/~ax2s-kmtn/cd_dvd.html

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